時間表示オプションの設定
After Effectsでは、いくつかの方法で時間を測定および表示します。選択した方法は、現在のプロジェクトとその後作成するプロジェクトでの時間表示に適用されます。方法を変更しても、フッテージやコンポジションのフレームレートは変更されません。フレームの数え方のみが変更されます。時間表示オプションには、次の3つがあります。 - タイムコードは、1秒(時間、分、秒、フレーム)あたりのフレーム数を示します。
- フレームは、時間に関係なく、フッテージのフレーム数を示します。
- フィート+フレームは、16mmまたは35mm映画フィルムのフィート数と、フィートを分割したフレーム数を示します。例えば、35mmフィルムには1フィートあたり16フレームが含まれ、16mmフィルムには40フレームが含まれます。
A. タイムコード B.フレーム C.フィート+フレーム NTSCビデオからデジタル化されたフッテージを処理する場合は、通常、30fpsのドロップフレームタイムコードを使用します。これは、デバイスの互換性を最大限に活かすために標準ドロップフレームタイムコードを使って、NTSCで作成したフレーム数を示します。フレーム(またはフィート+フレーム)タイムコードでは、開始フレーム番号を変更して、別の編集システムの時間測定方法に合わせることもできます。
時間表示を変更するには - プロジェクトを開き、ファイル/プロジェクト設定を選択します。
- 時間設定を選択します。
- タイムコードを使用するには、「タイムコードベース」を選択して、タイムコードベースドロップダウンリストからフレームレートを選択します。
- 29.97fpsのフレームレートのフッテージおよびコンポジションをドロップフレームタイムコードで使用するには、「タイムコードベース」を選択して、タイムコードベースドロップダウンリストから「30fps」を選択し、「NTSC」ドロップダウンリストから「ドロップフレーム」を選択します。
- 29.97fpsのフレームレートのフッテージおよびコンポジションをノンドロップフレームタイムコードで使用するには、「タイムコードベース」を選択して、タイムコードベースドロップダウンリストから「30fps」を選択し、「NTSC」ドロップダウンリストから「ドロップフレーム」を選択します。
- フレームを表示形式として使用するには、「フレーム」を選択します。
- フィートとフレームを表示形式として使用するには、「フィート+フレーム」を選択して、「フィート+フレーム」ドロップダウンリストからフィルムの種類を選択します。
- 必要に応じて、「開始フレーム番号」オプションに値を入力します。この値は、「フレーム」または「フィート+フレーム」を選択している場合にのみ適用されます。
- 「OK」をクリックします。
「タイムコードベース」、「フレーム」、および「フィート+フレーム」をすばやく切り替えるには、コンポジションウィンドウの下部またはタイムラインウィンドウの上部に表示されているタイムコードを、Ctrlキーを押しながらクリック(Windows)またはCommandキーを押しながらクリック(Macintosh)します。
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